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目標だったホテルスパに就職できました

もともとホテルのスパで働きたくて、技術を身につけるスクールを探していたのですが、特にFSTCを卒業して大手のホテルスパで活躍している先輩達が、トップセラピストになっている。そんな現役の方々のお話を聞くうちに、私もさらに強い意欲が湧いてきました。

稗田さん(ニッコーホテルSPA就職)

以前、こちらの卒業生で大きなホテルスパは、通常未経験者は採用しない。と断られましたが、実技試験を受けさせていただき、採用になった方がいらっしゃいました。私もその方を目標にFSTCで一生懸命勉強しました。
卒業後、ホテルスパへ問い合わせて見ましたが、やはり予想どおり、スクール新卒者で、未経験者は採用しません。と断られました。が、何とか実技試験を特別に行っていただける事になり、その後すぐに採用の通知をいただきました。

私は以前、海外に住んでいたことがあり、スパトリートメントに関しては、ある程度のイメージができていました。将来を考えたとき、いつか海外に再び住む可能性も考え、日本だけでなく、どこへ行っても通用する技術を身につけたいと思っていました。
色々調べ、いくつかスクールに見学へ行ってみましたが、どこも内容が少なく、そのスクールだけのオリジナルの手順を教えるだけのところが多い上、海外のレベルと比較すると、とても物足りないと思えるものばかりでした。
そんな時、欧米のセオリーをしっかり教えていただけるフォレストスパセラピストカレッジを知り、すぐに入学しました。
他のスクールでは短期間でプロになれる。などと、よく書いてありましたが、FSTCに来て、上手になるには、そんなに甘いものではない!とはじめて身をもって実感しました。

先生はもともとカナダとアメリカで活躍されていらっしゃった方で、カリキュラムが日本の他のスクールと全然違いました。海外のセオリーや、セラピストの体の使い方。ボディメカニクスを基本からトレーニングし、技術的にも理論的にも応用力がつけられるまで、かなり深いものでした。実技の時間も多く、一つ一つのテクニックの意味や、どこの組織にアプローチするのか。個別のどの筋肉なのか、または、関節の向きや、リンパ、筋膜、なのか。などしっかり理解して、手で感じ取れる様になるまで練習を積み重ねていきました。スクールで勉強していた頃は、必死で、上手くできない時は、悔し涙を流した事も何度もありましたが、卒業し就職してみてから、ちゃんと勉強しておいて良かった。と、その深さが身にしみます。

何故かというと、自分がホテルスパで働く様になり、他のスパのトリートメントが気になって、自分の勉強のためにも時々受けに行くことがあります。そこで残念に思えるのは、どんなに高級な有名なスパへ行っても、設備はとても素晴らしく、料金もお高い割に、とくに上手だと思えるセラピストの方に未だに当たったことがなく、FSTCの先輩から受けたマッサージの方が、今までの中で一番気持ち良かったなと感じます。

以前、スクールでセラピスト経験者の受講生が話してくださったのですが、「手順だけだと、あまり考えることも、課題も無いので何を工夫したら良いかわもわからず、上手になりたいと言う気持ちばかりがあせるけど、何年やっても、お客様を満足させてあげられない。一生懸命お客様をほぐそうとして、無理やり力でやってしまうので自分の体も辛くて、それでFSTCにもう一度基本から習い直しに来たの」 という言葉を思い出しました。こんなふうに悩まれている現役のセラピストの人達も世の中にはきっと多いのかもしれないな。と思いました。

私はFSTCで習うことができて、とても感謝しています。
特に、職場の中で体の不調。腰や手の負担や痛みを訴えているスタッフが多い中、私はまだその様な症状を感じた事はないので、姿勢は、本当に大切なのだ。と、先生が厳しく何度も教えてくださった事が、今になって、とても有難く感じています。セラピストの姿勢が安定して力学ができているから圧も安定し、その結果お客様も気持ちいい。という事を最近特に実感してきました。

先生が、卒業したら終わりでなくて、これから色々なコンディションのお客様に出会い、疑問が沢山でてくるので、その都度勉強を重ねて行き、成長していく。セラピストは一生勉強です。と言われた言葉を、今も心にしっかりとどめて、これからも努力を続けていきます。